SES企業が持続的に成長するためには、効果的なデータマネジメントとガバナンスの強化が不可欠です。
なぜならIT技術の進化は速いため、時流に沿った流行など様々な情報を分析し、確度の高い迅速な判断が経営者には求められるからです。
本記事では、ガバナンス強化の重要性とデータマネジメントの役割について、事例をまじえて解説をします。
SES企業のデータマネジメントとガバナンスの強化の必要性
既存の契約管理とデータマネジメントの問題点
既存のExcelなどを用いた契約管理は、データマネジメントの視点で多くの問題を抱えています。
なぜなら、多くのSES企業は上位・下位企業の情報や契約詳細情報、契約更新情報など、1つの契約に対して関連情報を複数のファイルで保存しており、リアルタイムの情報集計は工数がかかるからです。
請求先の契約単価の推移を確認するには、企業ごとに様々ですが一例として以下のファイルから情報を集める必要があります。
・単価情報
・契約更新情報
・上位企業情報
それぞれのファイルごとに管理者が異なる場合もあり、情報連携にも時間を要してしまいます。
情報連携に時間がかかっている間に契約情報が変更されることもあり、リアルタイムの情報分析は困難といえます。
こうした理由から既存の契約管理はデータマネジメントと相性が悪く、迅速な経営判断が求められる際の障害となりかねないのです。
そのためガバナンスを強化し、これら障害を取り除く必要があります。
ガバナンス強化でみえる企業の持続的成長
クラウドサービスが支持を集める理由
近年、多くのSES企業の間で普及が進んでいるのが契約管理のクラウドサービスです。
クラウドサービスが支持を集める理由は、契約情報や請求情報をリアルタイムで一元管理でき、どこからでもアクセスが可能で、業務の正確性・効率性・透明性を向上し、ガバナンスを強化するからです。
例えばリモートワークを行っていても、リアルタイムで契約の詳細から収益の推移など、様々な情報を確認できます。
契約情報の変更があっても、即時に請求・支払情報などに反映・集計されます。
リアルタイムの情報分析は迅速かつ効果的な意思決定を可能にするため、企業の成長の支えとなるクラウドサービスは支持を集めています。
アイエンターのガバナンス強化実践例
弊社、アイエンターはCOVID-19流行以前から、様々なクラウドサービスを積極的に活用することでガバナンスの強化を実現しています。
これにより、契約情報や各種データの自動集計が可能となり、業務の正確性・効率性・透明性を強化し、リアルタイムで経営分析に活用できるようになっています。
例えば、アイエンターが開発したSES特化型の契約・請求管理システム「i-seiQ」もその1つです。
i-seiQに蓄積された多くの契約情報を活用し経営分析にかかる物理的な工数が大幅に削減されるだけでなく、COVID-19流行の時のような、時流に沿ったより柔軟なガバナンスを可能にしています。
です。
i-seiQの導入によって多くの企業様がガバナンスの強化に成功していることから、その効果をみてとれます。
以上のように、クラウドサービスは業務の正確性・効率性・透明性を最大限に引き出し、アイエンターのガバナンスの強化、迅速かつ効果的な意思決定に寄与しています。
まとめ
SES企業のガバナンス強化とデータマネジメントの重要性について解説しました。
クラウドサービスを活用することは、業務の正確性・効率化・透明性をサポートし、SES事業の最適化につながります。
こうしたシステムを活用することで、SES事業の持続可能な成長を実現しましょう。
